デザイナー柳原照弘は磁器の製造工程の中で必ず起こる釉薬の現象をヒントに、完全と不完全の美が共存するデザインを提案しました。
日本で古くから信仰される、不完全なものにこそ美が宿るという思想をもとに、有田ではこれまでは失敗としていた釉薬のムラを肯定し、その表情が特徴的なテーブルウェアを作りました。
一切の装飾を省いたシンプルなテーブルウェアは、プレート、リムプレート、ボウルの3アイテム、3サイズの展開で、スタッキングが可能、日常に使えるスタンダードなテーブルウェアとして最適です。
職人が手づくりしているからこそ生まれるムラが一枚一枚違う表情を見せてくれます。手づくりのぬくもりも感じるデザインで、プレゼントとしても人気の器です。

Teruhiro Yanagihara

柳原照弘 / 2016 arita
「真の美しさは不完全さにある」





